当会NPO法人みんなの漢方とNPO法人samayaプロジェクト21 との
共同開催「生きること・食すこと」第3回〜身体を癒す・心を癒す〜
京都 総本山智積院にて行い、無事終了いたしました。
当会からは、第一部で漢方専門医の渡邉賀子先生(当会監事)より
「コロナ禍でも健やかに 〜漢方の知恵を生かす」と題した話を、
第二部では、清風学園校長で密教学博士の平岡宏一先生より
「幸せに到る心の運び方 〜悪業を浄化する方法」、
そして智積院の方から「密教瞑想」の入門編を体験させていただきました。
心と身体の声を聞くことを大切にする漢方と、密教は、
どちらも心と身体を救う知恵に溢れておりました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
2018年3月4日(日)仙台にて「公益社団法人 アロマ環境協会 仙台セミナー」が開催されました。
「植物の力で血管を整える~美容と健康に役立つ「Tie2(タイツー) 」とは~」をテーマに、毛細血管と血管壁を強くするTie2受容体の働きについて講演しました。
近年、Tie2活性化を促す作用が身近な植物にあることがわかってきており、植物の力でTie2の効果を最大限に引き出し血管壁を強く安定させることが、健康・美容・医療分野で注目されています。
また、Tie2研究の第一人者でもある、大阪大学 高倉先生、金沢医科大学 赤澤先生らと「Tie2・リンパ・血管研究会」でも活動をしています。
2017年12月10日(日)当法人代表・増田美加が登壇しました。
「一般の方に正しい医学情報を楽しく学んでもらう」ことを目標に企画したジョイカフェ。
第1回目は「カラダx漢方を知ろう!」をテーマに開催し、一般の方、医師、看護師、薬剤師を含む26名が参加しました。女性だけでなく男性も6名ご参加いただき、女性と男性が一緒に楽しく学ぶ姿が非常に印象的でした。
最初に、女性医療ネットワークの団体説明と活動の紹介を川島恵美医師より説明し、勉強会の目標として「自分の体調の変化に気づき、不調のサインを一つ言えるようになろう」と紹介しました。
次に①風邪の症状や治療について ②産婦人科の内診やがん検診について柴田綾子さんよりレクチャーを行い、風邪には抗生物質が効かないこと、産婦人科では子宮がん検診に加えて更年期障害や月経痛の治療をしていること、内診台でどのような診察を行っているかを説明しました。
薬剤師の結城奈美枝さんからは、西洋医学と東洋医学のアプローチの違いや漢方の成り立ち、実際にアトピー性皮膚炎や不妊症の患者様に漢方を使っている例をご紹介いただきました。
第2部では「漢方を体験しよう!」と題して、実際に葛根湯の調合体験を参加者全員で行いました。
普段は袋に粉末で入っている漢方が、一つ一つの材料を計測して混合していくことで出来上がる過程を体験し、漢方の不思議さを体感しました。
医療ジャーナリスト 当法人代表・増田美加より、女性医療における漢方の重要性や癌治療の副作用による症状緩和において漢方が非常に大きな役割を果たしていることをご紹介しました。
最後に、池田裕美枝医師より次世代委員会の活動としてWEB勉強会を毎月1回行っていること、今後はジョイカフェとして一般の方への情報提供も随時おこなっていくことを紹介しました。
参加者からは「検診に行こうと思った」「漢方が奥が深いことを知った」「1人で来ても、すぐ馴染めて嬉しかった」「直接女医さんに質問できた」と感想の声をいただきました。
2017年11月19日(日)当法人代表・増田美加が副代表を務める「日本女性ウェルビーイング学会(JWW)」設立発表会が開催されました。
「つながることで社会はもっと良くなる」
日本の女性の生命、生活、人生、健康をサポートする法人や団体が協同することで、女性の一生を通した心と身体をトータルサポートし、女性の健康、ひいては日本全体のウェルビーイングに貢献することを目的に設立しました。
アドバイザリーボードの女優・秋野暢子さん、対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座院長・対馬ルリ子先生をお迎えし、ご講演いただきました。
2017年10月19日(木)八芳園にて「Tie2・リンパ・血管研究会」第3回学術集会開催が開催されました。
「毛細血管・リンパ管の見える化」をテーマとした今回は、最新の医療技術や機器の発達によるこれらの可視化を通じた医療やサプリメント研究のさらなる進展と、血管内皮に存在するTie2受容体の活性化がもたらす血管・リンパ管の健康への理解が深まる数々の講演が行われました。
また、後半の講演では赤澤純代先生とともに当法人代表・増田美加が座長を務めました。
2017年10月1日(日)薬剤師の中尾美々子先生が主催する「GardenParty倶楽部」イベント第3弾が開催されました。
当法人・増田美加も登壇し、毛細血管の重要性と病気予防について話しました。
2017年9月17日(日)ニューヨークにて「秋のヘルス・フェア」が開催されました。
2017年9月17日(日)乳がん・卵巣がん患者支援団体「SHARE」主催による「秋のヘルス・フェア」がニューヨークで開かれ、日本からも乳がんサバイバーで乳がん患者の支援活動を行っている16人も参加しました。
当法人・増田美加も「体と心の予防医学 ~いつまでも若々しくキレイでいるために~」と題し、女性の不調や病気、更年期対策を含め、医学的根拠に基づいた予防医学の視点から、健康でいつまでも若々しく生きるために具体的な食事、運動、生活のケア方法を交えながら
講演しました。
また、マウントサイナイ病院の植村健司先生からアメリカの緩和ケアの現状についてのお話もあり、アメリカは社会全体で患者を支援する姿勢があり、意識の高さを感じました。
※ニューヨークの新聞「週刊NY生活」で取り上げられました。
2017年8月11日(金・祝)品川インターシティにて「MMA未来患者学サミット2017」が
開催されました。
会議室2では、3人の漢方専門医をお招きし当法人代表・増田美加の進行による
「増田美加とドクターによる女性の漢方外来」が開かれ、70席がすぐに満席となりました。
まずはじめに、玉田真由美先生(麻布ミューズクリニック院長)にご登壇いただき、
「女性の不調と漢方」をテーマに「日本の漢方医学の特徴と基本(中国や韓国の漢方とは違うこと、
西洋医学の医師処方で健康保険が使えること)」について簡潔にご説明いただき、
女性専用の漢方外来によく来る女性の不調ケースとその処方を紹介しました。
次に、船津雅幸先生(船津クリニック院長)。
「婦人科疾患と漢方」20代~30代と更年期世代、それぞれの世代に多い婦人科の不調や病気を挙げ、
漢方薬は得意分野であることとその処方について紹介しました。
続いて、今津嘉宏先生(芝大門いまづクリニック院長)。
「がんと漢方」乳がんや子宮がんの治療の副作用対策(支持療法)として、漢方薬ができることを
ご紹介いただき、さらに日常生活の養生法にも触れてお話していただきました。
最後に、ご聴講いただいたみなさまより質問があがり、3人の先生方にお答えいただきました。
2017年7月23日(日)日本通運本社ビルにて「第7回KSHS全国大会 Chain of the Heart ~心を繋ぐ~
見て!聴いて!触って!学べる!『乳がん治療のホンネ 2017』」が開催されました。
会場併設の患者会ブースに、みんなの漢方として資料を展示しました。
メインホールでは矢形寛先生を座長に迎え、当法人代表・増田美加もパネリストとして加わり「乳がんの検診・乳がんの診断」が開かれ多くの方々にご聴講いただきました。
また、スモールミーティング「増田さんと話そう『漢方を知ろう!!~治療中の副作用を軽減~』」では、およそ30人の方々にご参加いただき声の届く情報交換の場となり大盛況でした。
2017年3月8日(水)石川県女性センター にて金沢市・金沢ゾンタクラブ主催のローズデー 金沢市国際女性デー企画事業「女性の健康Kampo~漢方~で美しく輝く」が開催されました。
国連が定めた「国際女性デー」である3月8日に、男女共同参画社会実現のため、女性特有の心身及び健康について正しい知識を得て主体的に行動できるよう、女性の健康支援を目的にセミナーを開催し、定員を超える80名の方々にご参加いただきました。
セミナーは3つのプログラムで進行し、金沢医科大学 赤澤純代先生をはじめ、藤本由貴先生、澤田美央先生と共に当法人代表・増田美加もパネリストとして加わりセッションが行われました。
また、医学博士・北陸大学教授 劉園英先生を迎え、「漢方の基礎知識と養生から薬膳の知識」について講演をしていただきました。
2016年12月10日(土)KKRホテル金沢にてミニセミナー「女性のための漢方講座~イキイキと前向きに生きるために~」を開催いたしました。
金沢医科大学総合内科学准教授 赤澤純代先生、当法人監事/麻布ミューズクリニック名誉院長渡邉賀子先生をお招きし、漢方をミカタにした血流アップの養生術や女性の不調の緩和・改善のヒントを講演いただきました。
2016年7月31日(日)ホテルJALシティ田町東京にて「KSHS第6回全国大会 乳がん治療のホンネを見て聴いて触って学べる~乳がん治療のホンネ2016~」が開催されました。
講演会場併設の患者会ブースに、みんなの漢方として資料を展示しました。
上園保仁先生(国立がん研究センター)を迎え、当法人代表・増田美加ナビゲートの「上園保仁先生と語ろう」が開かれ、多くの方々にご参加いただきました。
また、メインホールでは「がんと漢方医療」をテーマに上園保仁先生の講演後、当法人代表・増田美加もパネリストとして加わりセッションが行われました。
乳がん体験者の会 「KSHS(乳がん、キチンと手術・ホンネで再建)」 溝口綾子代表
『KSHS第6回全国大会は好評のうちに終了しました。今年は、「カスタマイズ」をサブテーマに、参加の皆様の笑顔に出逢え、お一人おひとりの気持ちに寄り添うことができたことを嬉しく思います』
2016年2月17日(水)対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座 セミナールームにて「がんと漢方医療 ~エビデンスのあるがん副作用対策」を開催いたしました。
国立研究開発法人 国立がん研究センター研究所 上園保仁 先生をお招きし、がんの抗がん剤治療やホルモン療法などのつらい副作用に悩んでいる患者さんにとって、副作用を軽減することは治療を継続するためにもとても重要。がん治療の副作用対策や女性の不調対策にも使える漢方薬の効果についてご講演いだきました。
2015年12月1日(火)TKP博多駅前シティセンターにてミニセミナー「やさしい漢方活用術~更年期障害を中心に~」を開催いたしました。
九州大学大学院教授 樗木晶子先生、加藤聖子先生をお招きし、誰もが悩む女性の不調 (冷え症、ほてり、発汗、頭痛、肩こり、イライラ、落ち込み・・・) の緩和・改善に漢方医療ができることやヘルスケアをご紹介し、からだの中からキレイに、そして健康になるためのヒントを講演いただきました。
2015年11月7日(土)女性医療ならびに女性の美と健康に関する啓蒙活動に活躍されている皆さまが熊本ホテルキャッスルに一堂に会して「1107の会 ~NPO法人 いいおんな会議 発足記念講演会~」が開催されました。「いいおんな」のゴロ合わせで毎年11月7日に開催し今回で15回目となります。
今年は熊本を会場に現在設立申請中の「NPO・いいおんな会議」の発足記念パーティーを兼ねての開催となりました。
「いつまでもいい女でいるためのホルモン活用術」をテーマに対馬ルリ子医師にご講演いただきました。
また、当法人監事・渡邉賀子医師が理事長を務め、当法人理事長・増田美加とともにシンポジウム「いい女の漢方養生法」にシンポジストとして登壇しました。
2015年7月19日(日)ゲートシティ大崎 ウエストタワーにて「KSHS第5回全国大会 見て、聴いて、触って学べる ~乳がん治療のホンネ2015~」が開催されました。
講演会場併設の患者会ブースに、みんなの漢方として資料を展示しました。
当法人代表・増田美加のナビゲート、サプライズDr.として上園保仁先生(国立がん研究センター)・福間英佑先生(亀田総合病院)の共演で「がん副作用や不調と漢方薬」のDr.セッションは多くの方々にご参加いただき椅子が足りないという大入り満員でした。
また、メインホールでは「乳がんと言われたら…どうなるの? どうしたらいいの?」をテーマに乳腺外科・形成外科をはじめとして乳がん治療から乳房再建にかかわる多診療科の諸先生方によるセッションが行われました。当法人代表・増田美加も患者会代表として登壇しました。
乳がん体験者の会 「KSHS(乳がん、キチンと手術・ホンネで再建)」 溝口綾子代表
『KSHS第5回全国大会は好評のうちに終了しました。今年は、「ありがとうを伝えたい」をサブテーマに、参加の皆様と感謝の気持ちをシェアできたことを嬉しく思います』
2014年10月5日(日)石川県金沢市にて、『女性のための 女性医師による健康セミナーと子宮頸がん検診』が開催されました。
健康セミナーでは、「自分のからだのために知っておきたいこと」をテーマに、女性が普段気になっている健康上の悩みや気がかりなことについて、金沢医科大学の女性医師たちが講演を行いました。セミナー終了後、北陸学院大学短期大学の学生のみなさんが考案した、美人レシピの紹介や食育DVDの上映、女性医師やスタッフによる子宮頸がん検査などが行われました。
当法人代表・増田美加は、美と健康の情報コーナーで、みんなの漢方リーフレットを配り「女性にやさしい漢方」についてQ&A方式でセミナーを行いました。
2014年10月1日(水)インターネットTV日の出テレビにて、「政治の時間」に出演し「みんなの漢方」を紹介しました。
番組の後半から参加し、「乳がん検診と診断 知ってほしいこと」をテーマに、日本と欧米の乳がん検診受診率の比較や日本医療の現状、乳房再建などについてトークしました。
番組は下記よりご覧いただけます。
2014年9月6日(土)「第28回クラブツーリズム秋の文化祭 ~趣味を広げて、旅を深めよう!~」に当法人が参加協力し、「知って得する!漢方セミナー」を開催しました。
当日は、57名の受講者を対象に、当法人代表・増田美加が現代女性の不調の実態と対処方法、漢方薬の認識などアンケート調査に基づく具体的な数値を挙げ、漢方について解説しました。
続いて、慶應義塾大学医学部漢方医学センター 堀場裕子医師が登壇し、国内で自生する身近な生薬や旅行中に使える漢方薬を紹介し、「旅」をからませた漢方の話をとても分かりやすくお話しくださいました。みなさんとても熱心に耳を傾け、積極的に質問もあがり、時間が足りなくなるほどの大盛況でした。
そして参加いただいたみなさんに、より漢方を知っていただきたく「anan漢方BOOK」と「女性の漢方バイブル」、「みんなの漢方リーフレット」をプレゼントしました。
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2014年8月16日(土)よみうり大手町ホールにて「KSHS第4回全国大会 ~乳がんテーマパーク2014~」が開催されました。
講演会場併設の患者会ブースに、みんなの漢方として資料を展示しました。また、当法人代表・増田美加が、青木美紀子先生・四元淳子先生講演「乳がんに遺伝子は関係するの?」にて患者会代表として登壇しました。
2014年 8月9日(土)「AKIBA Cancer Forum 2014 がん患者・家族・医療者・市民のための最新がん医療フォーラム in 秋葉原」の上園保仁先生の講演で、当法人代表・増田美加が司会をつとめました。参加者の募集100名のところ、130名の方が集まり、がん医療に対する漢方への関心の高さがうかがえました。
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2014年 8月2日(土)青森県八戸市にて、『GINZA美人塾 in hacchi 八戸ウーマンに贈る「私」を楽しむための輝き方程式』が開催されました。
産婦人科医・医学博士の対馬ルリ子先生、ミス・ユニバース・ジャパン元公式栄養コンサルタントのエリカ・アンギャルさんに加えて、当法人代表・増田美加が登壇しトークセッションを行いました。
当法人代表・増田美加は「漢方で美人になるコツ」について話しました。
2014年7月2日(水)に漢方・薬膳の総合ポータルサイト「漢方デスク」との初コラボ企画として、東京代官山にて20~40代の女性限定セミナー「漢方でキレイに!」を開催いたしました。
当法人監事・渡邉賀子医師が、漢方医療の正しい知識や漢方を用いた女性のケアについて話し、参加者40名のみなさまは、お茶(艶花茶)を飲みながらリラックスした雰囲気のなか、耳を傾けていらっしゃいました。そのあと、参加者の方より漢方に関するご質問をいただき、当法人代表・増田美加と渡邉医師が答えるオフ会形式の交流会を設けました。積極的に質問があがり、時間が足りなくなるほどの活発なQ&Aタイムとなりました!
そして、「anan漢方BOOK」と「じぶんでつくる薬膳酒」を参加いただいたプレゼントとしてお渡しし、大盛況のなか、終了しました。
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2014年6月27日(金)~29(日)の3日間、東京国際フォーラムにて「第65回日本東洋医学会 学術総会」が開催されました。
29日(日)に、当法人代表・増田美加が、漢方薬・漢方医療のエンドユーザーである一般の医療消費の皆さまが漢方に対してどのような意識とイメージを持っているのか、自身の不調対策にどのように漢方を役立てているのかなど、成人女性をターゲットに動向調査し、その結果を基に傾向や情報発信(漢方薬・漢方医療について)のあり方などを発表しました。
2014年2月22日(土)「女性のための漢方セミナー 平子理沙と学ぶ賢く美しく生きるためのHappy?メソッド」が開催されました。
第1部キーノートスピーチでは、女性のための漢方活用術をテーマに、丸山綾先生(霞が関ビル診療所・東都クリニック 婦人科医師)が講演を行いました。続いて、第2部のトークセッションでは、丸山綾先生、平子理沙さん(モデル)に加えて、「NPO法人みんなの漢方」代表増田美加が登壇しました(司会 フリーアナウンサー 田村 あゆちさん)。会場に集まった約2,000人の女性たちは、漢方についてのトークに熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
2013年12月7日(土)「第26回クラブツーリズム冬の文化祭 ~趣味を広げて、旅をもっと深めよう!~」に当法人が参加協力しまして、「知って得する!漢方セミナー」を開催しました。当日は、22名の受講者を対象に、意外と知らない漢方の歴史や、漢方薬と民間薬の違いなど、漢方薬に関する正しい知識を分かりやすくお届けしました。
11月27日(水)、お茶の水女子大学の「半文半理ワークショップ」の一つとして、「朝スッキリ起きられる 漢方でセルフマネジメントのススメ」を行いました。このワークショップは学生が自主計画で行っているもので、特定非営利活動(NPO)法人みんなの漢方も学生から連絡をいただき、開催に至りました。
当日は、30名の学生を対象に、「日本独自の漢方とは?」「漢方で健康に美しくなる方法とは?」「漢方薬を見て触ろう!」などをテーマにワークショップを行いました。
2013年11月24日(日) 国立がん研究センターにて『がんと漢方薬のこと ~漢方薬の現状とこれから~』と題した市民公開セミナーにて、「NPO法人みんなの漢方」理事長増田美加が患者視点で「がん体験者にとっての漢方薬」と題した講演とシンポジウムを行いました。
講演内容とシンポジウム(Q&Aセッション)は下記からご覧いただけます。
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5月22日(水)、特定非営利活動(NPO)法人「みんなの漢方」設立記念メディアセミナーを開催しました。当日は、約90名の関係者ならびに報道の方々にお越しいただきました。
増田美加理事長はあいさつのなかで、自身の漢方歴や女性医療ジャーナリストとしての体験を紹介し、女性の不調対策の大切さ、不調対策における漢方医療の重要性を述べました。当法人設立の経緯については、「漢方医療の正しい知識を啓発、共有し、そして漢方について情報交換ができる会を設立したいと思うようになりました。そこで、渡邉賀子先生と相談して、NPO法人みんなの漢方の設立に至ったのです」と紹介しました。
当法人は、WEBサイトでの漢方医療の啓発と情報交換、リサーチ会でのアンケート調査の実施を主な活動として、漢方医療の浸透を図っていきます。セミナーでは、これまでに2度開催したリサーチ会でのアンケート調査の結果を挙げて、一般の方が持つ漢方に対するイメージなども紹介しました。
さらに、当法人役員のなかで唯一漢方の専門家である渡邉賀子先生に、漢方医療についての講演を行っていただきました。
増田理事長は最後に、「小さな不調を解消することは、とても大切です。不調解消のアイテム、つまり選択肢の一つとして、漢方をもっとたくさんの方に広めていきたいと思います。また、漢方医療の診療で、医師は私たち患者の話を丁寧に聞いてくださいます。それは同時に、自分の症状を医師に伝えるテクニックが必要であるということです。今後さまざまな活動を通じて、自分の不調に敏感であること、“患者力”を高めることの大切さも広めていきたいです」と、当法人設立に込めた思いと期待を述べました。
私が医学生だった頃、大学では漢方の教育が全く行われていませんでした。研修医になって消化器内科に入局した頃には、148処方の漢方薬が保険収載されるようになっていましたが、私はまだ漢方の真の力を知らないままでした。その頃私は、ストレスのせいか、にきびに悩まされていました。そこで出会ったのが、十味敗毒湯です。この出会いについては、Doctor’s漢方エッセイで紹介しています。
さて、漢方のルーツは中国にありますが、漢方は日本で発展を遂げてきたわが国独自の伝統医学です。私は内科出身ですが、漢方医療に従事するなかで、精神科、婦人科、皮膚科系の疾患を持つ方、さらには自覚症状だけではっきりとした原因が分からないさまざまな不調を持つ方も診察しています。
オーダーメイド医療と呼ばれる漢方医療は、症状だけでなく、個々の胃腸機能や性格なども診断して、漢方薬を処方します。同じ疾患を持つ方でも、処方する漢方薬が異なるのです。また一方で、漢方は心身全体の自然治癒力を助けますので、一つの漢方薬で複数の症状を改善することもできるのです。
西洋医学で診て異常がない状態でも、漢方医学で診ると異常ありと診断するケースがあります。つまり、病気にかかる前の段階でも漢方医療を取り入れることで、病気を防ぎ、また将来の病気の深刻化を防ぐことができるのです。
NPO法人みんなの漢方の活動を通じて、漢方をツールとしながら、健やかに美しく生きるお手伝いをしていければと思います。