だるい・疲れる

女性に多い不調と漢方

だるい・疲れる

隠れた病気がないか要注意です

だるい・疲れるの症状って?

一日中だるい、すぐに疲れる、なんとなく調子が悪いなどは、不調というより怠けグセと考えてしまい、自分を責めたり、無理をしてしまいがち。でも、だるい、疲れるなどの症状は、体と心の健康の注意信号です。

なかには貧血や胃腸機能の低下、甲状腺の病気、肝機能の低下など、病気のサインの場合も。放っておかず、早めに対処して改善しましょう。

どんな治療法があるの?

長い間続く場合は、病気の可能性もありますので、内科を受診して検査します。病気に応じた西洋医学的な治療を優先します。

漢方での対処法は?

原因となる病気がなければ漢方薬の出番です。漢方で、疲労は生命エネルギーの流れに障害が現れ始めたと考えます。

疲労が強い場合は”気”が足りない”気虚(ききょ)”の状態。これが進むと、”血”が足りない”血虚(けっきょ)”の状態に。漢方薬は、”気”の巡りをよくしたり、”血”を補うことで、体のエネルギーをアップする処方を行います。

また毎日の生活の中で、10分でもいいので、ストレス解消やリラックスできる時間をつくることも重要です。

漢方 処方例

精神的なストレスや不眠がある場合

加味逍遙散かみしょうようさん

心身が疲れて血色が悪く、
  不眠や不安がある場合

加味帰脾湯かみきひとう

元気がなく、胃腸の働きが衰えている人に

補中益気湯ほちゅうえっきとう

疲れて、貧血ぎみで食欲がない人に

十全大補湯じゅうぜんたいほとう

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