腰痛

女性に多い不調と漢方

腰痛

整形外科だけでなく
婦人科的なチェックも

腰痛の症状って?

月経前につらくなる場合や、急性のものと慢性のものがあります。いろいろな病気が潜んでいる可能性があるため、長引く腰痛は、整形外科や婦人科で検査をしましょう。原因が、子宮や卵巣などからきている場合もあります。

どんな治療法があるの?

整形外科では、患部の診察に加え、レントゲン検査、MRI検査などを行います。骨や筋肉になんらかの異常があったり、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの病気がわかれば、整形外科で治療をします。

骨や筋肉に異常がなく、長引く腰痛がある場合は、婦人科のチェックも行います。子宮や卵巣の異常があり、原因となる病気がわかれば、西洋医学的に治療します。

漢方での対処法は?

西洋医学的検査で異常がない腰痛は、冷えからきている場合もあります。冷えによる腰痛は、漢方薬による治療が期待できます。

また、PMS(月経前症候群)や月経困難症によって起こる腰痛の場合も、漢方薬を組み合わせることがあります。

下の漢方処方例以外に、急性の腰痛には「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」、慢性では「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」「加味逍遙散(かみしょうようさん)」などが処方されることもあります。

漢方 処方例

疲れやすく手足が冷えやすい人の、
  しびれ、腰痛に

八味地黄丸はちみじおうがん

手足の冷え、むくみがある人の、
  頻尿や腰痛に

牛車腎気丸ごしゃじんぎがん

しびれがある人の関節痛や腰痛に

疎経活血湯そけいかっけつとう

手足の冷え、
  下腹部痛がある、
  しもやけや腰痛に

当帰四逆とうきしぎゃく加呉茱萸かごしゅゆ生姜湯しょうきょうとう

その他の女性に多い不調を見る